令和2年度処遇改善加算実績報告の件につきまして
厚生労働省より「介護保険最新情報vol.993」が発出されています。(6/29)
https://www.mhlw.go.jp/content/000799041.pd
今回の実績報告は、今までの実績報告と考え方が大きく異なる点がある事ご留意ください。
例)
【今まで実績報告】
処遇改善加算総額<賃金改善所要額
・賃金改善所要額:加算の算定により賃金改善を行った場合の総額-加算を算定しない場合(元々の賃金水準)の賃金総額
となっていました。
【今回から実績報告】
処遇改善加算総額<賃金改善所要額
賃金改善所要額:加算の算定により賃金改善を行った賃金の総額-前年度の賃金の総額【基準額1】【基準額2】
※前年度の賃金の総額とは、既に提出済みの令和2年度計画書の(1)④ⅱ)又は(2)⑥ⅱ)の額を記載すること。となっています。
つまり、本年度(4月~3月)賃金の総額(処遇改善加算込み)-前年度の賃金の総額 の金額が、
処遇改善加算総額を上回らなくてはならいという事になります。
本年度と前年度の職員数、賃金額等が一致していれば上記方法で問題なく思いますが、
一方で退職や新規採用があり、前年度との賃金の比較が適切に行えないケースも当然にあるかと思います。
その場合の対応として問1などで説明がなされています。
Q&Aについてもかなり読み取りにくく、詳細について私の方でも確認中ですが、
今年度についてはお早めに実績報告に向けた準備(加算額、賃金総額、常勤換算の集計)をお勧めいたします。
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